土木積算システム for Cloudは、ウエブブラウザ上でネットワークを介して動作しております。
サーバー上で処理した大量の積算データを、随時ネットワーク回線を介してご利用者様のパソコンのブラウザへ転送しております。
土木積算システム for Cloudではデータの圧縮技術及びキャッシュ技術を用いて、インターネット回線上の負荷を小さく設計はしておりますが、目安としては、少なくとも、スマートフォンのテザリング(無線wi-fi)で出る速度である『5~7Mbps』程度の速度は確保頂く事が望まれます。
速度調査用のサイトは数種類公開されておりますが、サイトに応じて速度算出方式が異なりますので、調査を行う際は、特定の調査サイトに絞って検証してください。
土木積算システム for Cloudでは、下記のUSENのサイトでの測定に基づいて記載します。
■調査
回線速度の調査
①以下のサイトにアクセスして、ご利用者様の現在の回線速度を測定してください。
(ア)ストレスを感じてないタイミングでの測定
(イ)ストレスを感じているタイミングでの測定
上記のタイミングでの測定をお願いします。
http://www.usen.com/speedtest02/

②結果が表示されます。

■調査結果の分析
結果が、5Mbps未満である場合は、土木積算システム for Cloudが利用する膨大な積算データを処理するには心許ない回線速度となります。
ストレスを感じてない場合との速度差がある場合、ご利用者様の契約プロバイダ様上での回線、または社内のLAN回線上にて、通信混雑が発生している可能性があります。
対策その1:無線LANを利用中の場合
無線LANでインターネットを利用すると、速度が低下するということがあります。
電波状態が悪い場合は、大幅に速度が低下することがあります。
直接有線LANケーブルに接続が可能な場合、有線LANでお試し下さい。
また、無線LANがつながらない、時々切れる、不安定になる、などの症状がある場合は、ルーターのファームウェアや無線子機のドライバの更新を行ってください。
問題は解決しましたか?
対策その2:有線LANを利用中の場合
(1)LANケーブルの上に物が置かれていないか、強く折り曲がっていないか、接触不良が発生していないかを確認して下さい。
(2)LANケーブルの規格を確認して下さい。
LANケーブルには、様々な規格があります。(CAT5、CAT5e、CAT6、CAT7など)
ケーブルの規格が古いと、速度が出ない事があります。接続機器に合った規格のLANケーブルを利用しなかった場合も、満足な速度が出ない場合があります。
規格がCAT5フラットである場合、他のケーブルと比較して速度が10分の1にまで落ちます。
※無線LANと有線LANとでは、同じ回線を利用していても、6~10倍の差が出る可能性があります。
問題は解決しましたか?
対策その3
(1)ルーターの再起動を試してみる。
(2)ルーター、LAN、PC内のネットワークカードなどのドライバ、ファームウェアを更新する。
問題は解決しましたか?
対策その4
ADSLの環境問題
ADSLは基地局(NTT局舎)からの距離が、インターネットの速度にやや関係してきます。ADSLご契約のご利用者様で、基地局までの距離が2km以内であれば、特に問題ありませんが、2km以上離れている場合は、
電話やFAXがくると急激に遅くなったり、時間帯によってつながらなかったりする可能性があります。
更に、3.5km以上離れている場合は、頻繁に使えない、速度が遅いということが考えられます。
NTTが公開している線路情報システム(http://www.ntt-west.co.jp/open/senro/senro_user_info.html)で調べるか、直接NTTに確認して、距離を確認願います。
また、ADSLモデムの場合、電源を長時間入れっぱなしにしていると速度が低下する事があります。
定期的に(1週間に1回くらい)電源をOFFにする必要があります。
外部ノイズの影響で回線速度が低下している場合は 30分 程度モデムの電源を OFF にすると、回線速度が復活する場合があります。
問題は解決しましたか?
対策その5
ADSLやCATV回線の低速度のプランを利用している場合、速度は128kbps~1.5Mbps程度しか出ません。
プラン変更の検討が必要となります。
また、契約プロバイダによっては、時間帯によって極端に回線速度が落ちるなどの症状が発生する可能性があります。特に光回線であってもベストエフォートの契約である場合、時間帯によって回線が混雑し、速度が極端に落ち込む事があります。
回線速度の調査を定期的に行い、回線速度が安定しない場合は契約プロバイダ様にお問い合わせください。
問題は解決しましたか?
対策その6
プロキシサーバーの問題
社内でインターネット接続がプロキシサーバーを介す設定としている場合は、速度が低下する可能性があります。
プロキシサーバーは、企業などの内部ネットワークとインターネットの境界に存在し、直接インターネットに接続できない内部のコンピュータに代わって、インターネットとの接続を行うコンピュータのことです。
内部ネットワークを出入りするアクセスを一元管理できるため、内部から特定の種類の接続のみを許可したり、外部からの不正なアクセスを遮断するために用いられますが、社内で複数の利用者がいる場合複数の利用者のリクエストをこのプロキシサーバーが一手に引き受けて処理を行うため、負荷が集中してインターネットが遅くなる要因になり得ます。
社内のサーバー管理者にご相談頂き、プロキシサーバーの例外設定などで、プロキシを介さない接続をお試しください。
問題は解決しましたか?