こんにちは、システム・エムズの N0r10 です。
「これはオーバーサイズの外套を羽織っているの?」。AI が描いた星座の絵を見て、私が返した言葉です。
天文アプリ「Soranika」の夜空の画面には、星座モードがあります。ふだんは星だけが出ていて、視線を向けた先に星座があると、線と名前が浮かぶ仕組み。ここに、星座の絵もうっすら出したくなりました。
まずは Claude に頼んだ
最初に頼んだ相手は、開発を一緒に進めている Claude でした。「こないだ星図をいれたけど、あれの背景にあなたの手書きで星座の絵をうっすら出すことは可能?」。別のリポジトリで Claude が 3D ゲームをうまく作っていたので、絵もいけるだろうと期待していました。
オリオン座、はくちょう座、さそり座の三つが届いたところで、「3座にこだわらず、一気に作ってしまっていいよ」と伝えました。すぐに 22 の星座がそろいます。
眺めてみた感想は、「いくつかなんの絵なのかわからないのがあるね」。思っていたより、絵が下手だったのです。

わし座には「どのあたりがわしなの?頭、体、羽、尾羽がどこなのかわからない」と聞き、翼のあたりを赤丸で囲んで「この部分はなに?」と書き込みました。

ぎょしゃ座は、馬車を操る人の姿のはずでした。届いたのは、体がまるごと縦縞の筒になった人。冒頭の一言は、この絵に返したものです。
下書き用紙を作って、人に描いてもらう
手直しを重ねても、なかなか良くならない。そこで Claude に「誰かに絵の下書きを書いてもらったら書きやすい?」と聞いてみました。
返ってきたのは、本物の星の位置を刷った紙に描いてもらうのがいい、という答えでした。星と絵の位置合わせが、描いた時点で済んでしまうからです。Claude には、どの星が体のどこに当たるのか、どこをいちばん大きく描くのかを書き込んだ下書き用紙を、22 星座ぶん作ってもらいました。

描いてくれたのは、りとさん。描いている途中で届いた質問は私が Claude に伝え、答えをまた返す。そんなやり取りもありました。
最初の下書きが届いた日に、私は「22座は捨てていい。下書きベースですべて置き換えていくつもり。」と決めました。Claude が描いた絵は、ここで全部お役御免です。
主役は、あくまで星と線
絵が変わっても、悩みは残りました。絵が強すぎると、肝心の星と星座の線が負けてしまいます。Claude の絵のころから「あくまで主役は星と線にしたい」と伝えていた点です。
かといって、せっかくの絵を消したくはありません。「絵の色の青白は捨てたくない。薄くする方向ならいいけど、見えないのはダメ。」と頼みました。調べてもらうと、原因は線の濃さより、絵が画面を占める面積のほうでした。そこで絵は残したまま、星座の線を太くして釣り合いを取っています。

同じわし座でも、今は翼も尾羽もひと目で分かります。星座は、星の光を頼りに探すもの。絵はその手がかりで、線の一本一本は人の手で描いてもらったものです。
星座絵: りと