こんにちは、システム・エムズでエンジニアをしている N0r10 です。天文・宇宙の Web アプリ「Soranika(ソラニカ)」を α 版として公開しました。

昼は PC で宇宙の「いま」を眺めて、夜はスマホを空にかざして自分の頭上を知る。そんな使い方を思い描いて作っています。soranika.com から Google アカウントでログインすれば、どなたでも使えます。日本語と英語に対応しています。

始まりは、社内で開かれた AI活用コンテストでした。各人で作品を出すことになり、題材には最近興味のある宇宙を選びました。コンテストのあとも手を入れ続けて、2026 年 8 月 11 日に一般公開しています。

昼は、地球儀と衛星の声

地球儀のまわりを衛星が回り、ISS が吹き出しでしゃべっている 管制室

PC で開くと、地球儀のまわりを ISS や気象衛星、GPS 衛星などが、いまの位置で回っています。Starlink の群れや宇宙ごみ(デブリ)を重ねて見ることもできます。

眺めていると、ときどき衛星がしゃべります。上の画面では、ISS と中国の宇宙ステーション(天和)が宇宙食の話をしていました。福井県の若狭高校の生徒たちが作ったサバ缶を、2020 年に野口聡一さんが ISS で食べた話です。

気になった衛星を選ぶと、AI が解説してくれます。深さは三段階。はじめての人向けのやさしい話から、軌道の仕組みに踏み込む話まで選べます。

夜は、スマホを空にかざす

夜空の画面に、ペガスス座の星座線と手描きの星座絵、土星が表示されている様子

夜はスマホで「夜空」の画面を開いて、空にかざします。向けた方角にある衛星や月、惑星に名前が付いて見えます。カメラの映像に重ねることもできます。

星図モードに切り替えると、全 88 星座の線と実在の恒星が出てきます。代表的な 22 の星座には、人の手で描いた星座絵も浮かびます。上の画面は、9 月 24 日の夜 8 時ごろに岡山から東の空を見たところ。ペガスス座の大きな四角形の下に、土星が光っています。

AI の使いどころ

衛星の声と解説は、AI が生成しています。

作るときに決めていたのは、衛星を探させないことです。宇宙に詳しくない人は、まず何を調べればいいのかが分かりません。それなら、眺めているうちに衛星のほうから話しかけてくればいい。AI には答えを返す係より、興味の入口になってもらっています。

開発にも AI を使いました。設計の相談から実装、テストまで、Claude Code を相棒に一人で進めています。

おわりに

まだ α 版です。使ってみた感想や「こんな天体も見たい」という声があれば、弊社のお問い合わせからお寄せいただけるとうれしいです。

晴れた夜に、スマホを空にかざしてみてください。

soranika.com

地球の画像: NASA Earth Observatory(Blue Marble: Next Generation)